注目されている認定実務実習指導薬剤師の仕事と役割

認定実務実習指導薬剤師について

薬剤師という仕事は知名度も高くて、数多くの人が知っているメジャーな職業です。
ドラッグストアや製薬会社、病院などで勤務しますが、実は薬剤師といっても細かく分けると様々あります。
がん専門薬剤師のような専門分野に特化しているものもありますが、認定実務実習指導薬剤師というものも存在しています。
これは公益財団法人日本薬剤師研修センターの管轄下にあるもので、6年間通う薬学科の生徒が実習をする際に指導をすることができる制度です。
認定実務実習指導薬剤師になるためには、いくつかの過程を踏まなくてはいけませんが、そこまで大変ではありません。
しかし、誰でもなれるわけではなく、まずは受講資格を得ることから始まります。
受講資格がある場合、定められている講習などを受講して、その後申請をすることによって認定実務実習指導薬剤師に認めてもらえます。
受講資格については実務経験5年以上必要で、病院や薬局で3年以上働いているというのが条件になり、これをクリアさえすれば問題なく認定されるでしょう。
薬剤師は数多くの人数いますが、このような認定を受けている人はごく一部ですし、スキルアップのためにも取得をおすすめします。
以下は認定実務実習指導薬剤師の認定を受けるための手順です。

認定実務実習指導薬剤師の役割について

認定実務実習指導薬剤師は薬学科に通う実習生に実務指導を行うのが役割です。
そのため、単に薬学の知識があるというだけでなく、人に何かを教えるのが好きな人、コミュニケーション能力の高い人、明るく面倒見がよい人におすすめです。
このような性格の人なら、実習生も楽しく学ぶことができるのではないでしょうか。
認定実務実習指導薬剤師はリアルに現場を知っているため、今後薬剤師として働くうえで必要な事など、これまでの体験を通して話してあげましょう。
また、ワークショップなどの研修では、ご自身も再度学ぶ機会を得られるため知識を深められるというメリットもあります。
薬剤師は高収入が期待でき、安定性も高く、人気の職業です。
毎年多くの人が薬学科に入ってきますが将来的になくなるような職業でもないので、認定実務実習指導薬剤師の需要も期待できます。
薬剤師としてより働き甲斐のあるところを探す際にも大きなアドバンテージとなります。
一度認定されると6年間は有効なのですが、次回更新（条件あり）時には講習を受けることになります。