高収入が期待できる「がん専門薬剤師」の資格:薬剤師転職navi |
薬剤師の資格を持っていると多くの場所で働くことができ、重宝されることは今や常識です。
しかしがん専門薬剤師という存在を知らない人は多く、有資格者ですら知らないケースも珍しくありません。
がんに特化している仕事で、どういった抗がん剤を用いるべきかを決める際の手助けをしたり、様々あるであろうその副作用に対する対処も行います。
また調剤を行うことも当然ありますが、普通の病院で一般的に使用する薬の調剤以上に神経を使うことになるでしょう。
かなり専門性が高いこともあり、薬剤師の資格を持っているだけではがん専門薬剤師を名乗ることはできません。
この資格は日本医療薬学会が管轄しており、がん専門薬剤師認定試験に合格しなくてはいけません。
しかし誰もが受験できるわけではなく、7つの要件をクリアしていないと受験することさえできないようです。
その中のひとつに薬剤師として5年以上実務経験が必要、という項目があるので、これだけでもある程度のスキルが求められることが伺い知れます。
また定められているがんに関する講習を受けていることも求められ、どれだけ専門性が必要か分かります。
がん専門薬剤師は簡単に取得できるものではありませんが、その分やりがいを感じられ、がんで苦しんでいる人達を支えることもできるのでしょう。
薬剤師は一般的な職業と比べると高収入な部類に入りますが、その中でもがん専門薬剤師は高収入が期待できるようです。
がんに限らず、HIVやその他の専門薬剤師というのは年収が高い傾向にあり、普通の薬剤師勤務の人と比べて、300万円ほど高いこともあるといいます。
専門薬剤師はがん、HIV以外に、感染制御、精神科、妊婦・授乳婦専門の薬剤師があります。
普通に薬剤師として働いていると経験することができない特殊なこともできますし、勉強になるのでスキルアップにもつながります。
がんは国民的な大病で非常に注目度が高い病気ですから、このがん専門薬剤師は今とても注目を浴びています。
がん専門薬剤師という制度が登場してまだそれほど期間は経過していませんが、専門薬剤師というのは様々な場で必要とされているのです。
働く時にはやりがいを求めるケースもありますが、やはり収入面も気になってしまうでしょう。
しかし上記したように高収入であることから、やりがいと収入の両方を得ることができます。
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