仕事をかけもちするのが一般的な学校薬剤師

学校薬剤師について

子どもが大好きだという人の場合、学校薬剤師という働き方を目指してみるのもありでしょう。
小学校から高校まで、そして幼稚園には、絶対に学校薬剤師を設置しなければいけないことになっています。
主な職務内容は、学校に通っている生徒たちが安心して通える衛生状態が保たれているかを確認したり、学校内で使うことになる薬剤などを適切に管理することも求められます。
生徒が口にする水のチェックやプールの水の検査、害獣などがいないかなどを確認するのも学校薬剤師の仕事のうちだといえます。
学校によってやるべきことは異なるようで、例えば薬物が蔓延しているような時だと、学校薬剤師が主導して教育を行うこともあるでしょう。
また暑くなると熱中症になる児童や生徒もいますが、それらを防ぐのもある意味学校薬剤師の仕事なのです。
諸外国にはこういった立場の人はいないのですが、しっかりと知識を有している学校薬剤師がいるおかげで快適に、そして安心して学校に通うことができるわけです。
といっても、毎日学校に行く必要があるわけではなく、1年間に数回などというのが一般的でしょう。
本当に子どもが大好きな人が請けることが多いのがこの仕事の特徴だといえます。

学校薬剤師はかけもちのケースが多い

基本的には1年間に数回程度学校に行く仕事なので、圧倒的にかけ持ちの人が多いのではないでしょうか。
それもそのはずで、支給されることになる報酬は年間で数万円というケースが多いのです。
この報酬額については、自治体や学校によって差が激しいので、事前に確認しておくと良いでしょう。
例えば薬局や病院で働く傍ら、学校薬剤師として活躍している人も少なくありません。
学校薬剤師というと、保健室の先生と間違われることもありますが、これらは全くの別ものになります。
薬剤師は薬の調合をしたり、販売をするのが一般的な仕事内容に思われがちですが、就ける職種はとても幅広く、このような働き方もあります。
これが可能なのも資格を取得しているからなのです。
ですから有資格者はかけもち可能ということで、学校薬剤師を志す人もいるのですが、資格を持っていると条件はクリアとなりますので、面接などさえ通れば問題なく働くことができるでしょう。
普段調剤の仕事をしている人も、学校で活動することによって、また違った業務内容を知ることができるので、非常に勉強になるのではないでしょうか。