ドラマにもでてくる科学捜査研究所での薬剤師の仕事:薬剤師転職navi |
薬剤師といえば、ドラッグストアや病院の中、他には製薬会社などで働いているイメージがありますが、実は科学捜査研究所でも薬剤師は活躍しています。
科学捜査研究所は、テレビドラマでもおなじみの研究機関で、「科捜研」という通称はもはや聞いたことがない人の方が少ないのではないでしょうか。
科捜研では様々な専門的資格を有した人も働いていますが、薬剤師が果たす役割も大きいとされています。
警察内部の機関となるため当然機密性の高い仕事をすることになり、かなりのやりがいがあるとされています。
とはいえ実際に科学捜査研究所で働きたいと考えたところで、定期的に人員の募集を行っているわけではありません。(警視庁など一部は定期的に募集している可能性もあります)
そのうえ大量に募集されることはまずなく、科捜研で薬剤師として働きたいと憧れている人も大勢いるため狭き門といえます。
実際に科学捜査研究所で行う業務は、ドラッグストアや調剤薬局、製薬会社とは全く異なると言えるでしょう。
そして科学捜査研究所で働く薬剤師全員が同じ種類の仕事をするわけではなく、法医学に関わる人、そして科学に関する仕事をする人がいます。
それでは科学捜査研究所で働く薬剤師たちは、一体どのような仕事をしているのでしょうか。
基本的には犯罪の解決に向けて活動することになり、事件などが起こった際に採取された証拠を分析するというのが大きな仕事です。
上記した法医学と科学のうち、法医学方面で活躍する薬剤師に就いた場合、事件現場に残されていた髪の毛や血液などからDNA鑑定を行うことになります。
このような科学的な方面からアプローチすることで事件解決に導くことができますし、さらには冤罪の防止にも繋がります。
犯罪被害者にとっても、冤罪被害者にとっても最後の砦となる機関だと言えそうです。
そして科学関係の仕事に就いた薬剤師であれば、犯人や被害者の血液の鑑定などといった形で捜査に参加することになります。
血液を調べることでアルコールや睡眠薬などを検出することができ、様々な捜査で役に立つことでしょう。
最近問題になっているドラッグが血液中に含有しているかなども調べることになり、現代日本になくてはならない検査機関なのです。
科学捜査研究所での職務内容は、一般的な薬剤師のイメージとは少し離れていますが、やりがいは抜群の仕事なのです。
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