小学生ぐらいの子供を持つ薬剤師のよくある悩みの一つが、長期休暇時の子供の世話でしょう。
小学生の場合、普段は早朝から学校に通い、夕方まで学校にいる上、登下校は集団下校になるのでトラブルの心配も少なく、安心して日中仕事に集中できます。朝食は用意しなければいけませんが、昼食を学校側で用意してくれるというのも大きな助けになります。また、それだけのサポートがありながら月曜日から金曜日までしっかり子供を預かってくれるので、ママ薬剤師であっても職場が家に近ければ正社員として働くような選択肢も出てきます。
しかし、それも長期休暇が始まるまでです。夏休みの様な長期休暇に入ると、子供はずっと家にいますし、朝食はもちろん昼食も用意しなければなりません。さらに、遊び盛りの小学生であれば家でじっとしていることは出来ませんので、誰かしら子供たちを見ていなければいけません。
正社員でもパートでも派遣でも、ママ薬剤師の多くがこの夏休み問題に悩むはずです。多くの子持ちの働く女性がこの問題に取り組んでいますが、完璧な対策はなかなかありません。
色々方法はありますが、一つは「シフトを減らす」というやり方です。元々、夏は薬剤師にとっては暇な時期でもありますので、週3を週1に減らしてもある程度、人がいる職場であれば、そこまで問題にはならないはずです。
近所に知り合いがいるとか、実家が近くにあるというような場合は預けてしまうのも手ですが、やはり迷惑が掛かってしまうので安易に頼れるものでもありません。
お金はかかりますが、学童や保育所を利用するという手もあります。学校が休みになる長期休暇向けに長時間預かってくれるような保育所もありますので、積極的に利用してみると良いでしょう。
他にも自治体毎に様々な育児支援の制度が存在しますので、相談してみると良いでしょう。
子供の年齢にもよりますが、ある程度大きくなってきたら徐々に「留守番をさせる」という選択肢も視野に入れていきたいところです。小学校低学年ぐらいだとまだ難しいですが、高学年に上がる頃には一人で留守番くらいは出来るようになっているはずですし、そうでなければこれからそれが出来るようにしておきたいです。
夏休みは職場にお願いしてシフトを減らしてもらい、適宜保育所や学童に預けるなどをして対応し、適宜一人でお留守番をさせながら様子を見ていくというのが、ママ薬剤師の働き方なのかもしれません。