子供を持つママで、「また薬剤師として働きたい」という人は多くいます。でも「どうやったら、自分の希望する職場をどうやって探せばいいのか?」「みんなはどうやって転職したの?」と思っている人のために、今回はヒントになるようなお話をしようと思います。そのため、育児ママ薬剤師が転職に成功したお話をお伝えします。事例の中から様々な成功のヒントがあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
出産、子育てをしてブランクが8年あったAさん。元々病院に勤務した経験があり、新たに就職先として、調剤薬局を探していました。初めての応募した調剤薬局で面接し、そのまま採用となりました。その後「絶対に正社員になりたい」と日々勉強をしていました。そして、その努力が認められ2年後には、正社員として働くことができました。
職場探しで重視した事は?
Aさんは、お子さんが小学生の男の子が2人いました。そのため、職場探して重要視したことは次のとおりでした。
・勤務時間に融通が利いて、残業がない。
・家から30分以内で通勤できる。
・子供の行事(授業参観など)に合わせて休みがとれ、それについても理解のある職場。
・専門知識や薬剤師の経験を積める薬局である。
このようなことを念頭において、パートの薬剤師の仕事を見つけることができました。
仕事を探すにあたっては、転職サイトを使いました。その中で成功の秘訣とは・・・
・転職コンサルタントに、譲れない条件、妥協できる条件を明確に伝えたこと。
・積極的に情報収集して、必要であれば電話をしたりその薬局の様子を実際に見に行ったりした。
・時間のロスを防ぐために、自宅から近い職場にはこだわった。
現在では、職場の仕事と家庭の両立を実現できて、充実した生活を送っているとのことでした。
1人の小学生の母親である39歳のBさん。病院勤務を6年続け、さらなるキャリアアップをするために転職を決意。友人の紹介である大手の薬局チェーンが薬剤師を探していることを教えてもらいました。友人からは、「この薬局は働きやすいから、良いと思うよ」といわれたのです。しかし、Bさんがいろいろと調べてみるとおそらく年収が下がり、仕事の内容も希望しているものとは違う事がわかりました。そのことをその求人情報を教えてくれた友達に伝えたところ、薬剤師の転職サイトを使うことをすすめられました。
Bさんが選んだ条件は次の通りでした。
・チーム医療に携わった経験を生かせる職場を希望。
・キャリアアップでき、年収アップできる転職先。
・自宅が世田谷区なので、勤務先は都内で探したい。
その結果、調剤薬局の求人案件を見つけました。企業のリサーチや評判を調べ、良く理解した上で面接に臨みました。面接では、事前によく自分の分析をしたことを話せるように練習をし、その成果を発揮することができました。その結果、見事に採用されました。
Bさんが思った成功のポイントとは?
・じっくりと時間をかけて自分のスキルを全て洗い出し、リストアップした。そして、その内容についてキャリアカウンセラーに客観的なアドバイスを受けた。
・転職先の仕事の内容やその企業で実際に働いている人の情報を徹底的に調査。
・その上で、キャリアカウンセラーに自分の状況を報告し、アドバイスを受けるようにした。
・今までの経験から、医師とのコミュニケーションや情報を的確に理解し仕事ができることをアピールできた。
現在では、しっかりと職場にうちとけ、リーダー的存在になれるように日々勉強したり、積極的に同僚とコミュニケーションをとるなどして、努力しているとのことです。