転職を何度も繰り返すスパイラルに陥らないことを考える。
「今の仕事が嫌だ、すぐにでも別の薬局、ドラッグストアに移りたい」。そう考えて簡単に転職をする薬剤師の人は、良い転職は出来ないことが多いでしょう。
なぜなら、少し自分の気に入らないことがあれば、すぐに逃げてしまう癖がついてしまうからです。
もし、あなたが転職を考えているのであれば、あなたが将来どんな薬剤師になりたいのかを、明確にすることが大切になります。
そして、いつもゼロからのスタートするのではなくて、ステップアップできるような仕事をすることが大切です。
また、雇用される側として、考えだけでなく、雇用する側、経営的立場になって仕事をすることが現在の薬剤師には大切なことになります。
薬剤師として、経営者として、患者さんとして、それぞれの立場に経って考えることができれば、どの薬剤、ドラッグストアに行っても重宝される存在になることができます。
求人票の内容だけで判断してはいけない。
求人票には給与や場所、業種は明確に提示されていますが、職場の雰囲気や人間関係は人それぞれで感じ方が違います。
そのため、どうしても求人票では曖昧な表現になりがちであることを踏まえておきましょう。
そのギャップを埋めるためにはあなた自身が積極的に情報収集することが必要になります。
大手のドラッグストアであれば、まずそのお店にいくことで、実際の雰囲気がわかります。
忙しい職場なのか、落ち着いたところなのか、そして、それに見合った給与なのかを加味して総合的に判断がするようにしましょう。
あなたの希望に100%マッチする求人案件は難しい。
転職に関しては、様々な希望があることでしょう。
しかし、あなたの求めているものと100%一致するのは、なかなか難しいものです。
いろいろな求人を探していたら、日にちだけ経ってしまい、結局焦って自分の希望とはかけ離れた求人に応募してしまったというケースも少なくありません。
そこであなたの希望をリストアップして、それに優先順位をつけてみましょう。
たとえば、10個リストアップしたら、そのうちの3つだけは絶対に妥協しないというふうにします。
そうすることで、どんな状況になっても左右されずに自分の希望に近い求人案内を探すことができるでしょう。
履歴書に工夫がない。
あなたは履歴書をどのようなものと考えていますか?学校名や職歴を書けばいいと思っていませんか?
そうであれば、それは間違っているかもしれません。
履歴書はあなたを売り込むものです。
履歴書であなたを売り込むことができなければ、本来採用されたであろう案件でも不採用となる場合もあります。
求人を行っている薬局やドラッグストアには、たくさんの求職者が応募してきます。
そのことを考えるとあなたはその求職者の中で優れた人材であることをアピールする必要があります。
一番大切なのは、「ここだけは誰にも負けない」というものを用意することです。
しかし、これはすぐにできるものでは無いでしょう。
今までの仕事で、自分の強みを作れるように意識しながら、仕事をすることが大切です。
あなたの人間性も見られています。
面接では最終的には「あなたと一緒に働きたい」と思ってもらうことが必要になります。
そのためには、あなたの話し方や服装、挨拶、姿勢も見られています。
そのためには、面接の前に鏡を見て、笑顔の練習、明るい声を出す練習をすることが大切になります。
そして、やる気が感じられるかも大切です。
「この薬局、ドラッグストアで働きたい」と強いアピールが必要です。
強い情熱は面接のする担当者にダイレクトに伝わります。
そういった人間性をアピールすることが採用につながります。
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