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管理薬剤師にならない方が良い人、なった方がいい人:薬剤師転職navi


管理薬剤師は薬局のトップ、なるべき?
管理薬剤師。
調剤薬局店舗の代表として1人任命しなければいけない役職ですが、管理薬剤師はその薬局を任された責任ある役職です。(例外として薬局長と管理薬剤師を別枠で扱っている会社もありますが。)

そんな管理薬剤師ですが、人によって適正があるかどうか変わってきます。
「管理薬剤師に興味はあるけれど、私は管理薬剤師に向いているのだろうか?管理薬剤師になった方がいいのかな?」と悩んでおられるあなたに、管理薬剤師になった方が良い人、そうではない人について考えたいと思います。



管理薬剤師にならない方が、よい人とは?
上でも書いていますが、管理薬剤師に課せられる責任は重いものです。
ですから、責任感のない人は管理薬剤師にはなるべきではありません。普通の薬剤師と同じ感覚では働けない部分もありますので、どんな仕事でも責任を持たなくてはならなくなるでしょう。

また、日和見な性格な人もならない方が良いでしょう。
管理薬剤師は会社に薬局の運営を任されている以上、会社の方針に従って動かなければいけません。それを薬局スタッフの様子を見ながら、態度をコロコロ変えるようでは皆をまとめる事なんて出来なくなってしまいます。決められた方針には、時には断固として押し進めて行く必要がある時もあるのです。

ある管理薬剤師さんがこう仰いました。

「管理薬剤師は、薬局のスタッフ全員に好かれる必要はない。」

まさに与えられた役職に徹しているという感じですよね。スタッフに嫌みを言われようが、会社から与えられた職務は全うする。嫌われ者になってでも構わない、そういう心構えがない人は管理薬剤師に向いていないのかも知れません。(あえて嫌われることを推奨している訳ではありませんので、補足しておきます。)

もちろん、管理薬剤師が全員嫌われ者になるという訳ではありません。
人望が高かったり、スタッフの柔軟性が高かったりする職場であれば、協力を得られる事が殆どでしょう。

また、上昇意欲がない人も管理薬剤師には向いていません。管理薬剤師というポストは、1つしかないので競争率が高いものです。そして、管理薬剤師を目指している薬剤師さんは沢山います。
そういった中であまりやる気のない人が任命されたとしたら、他の薬剤師はどう思うでしょうか?

見ている人はこう思うでしょう。
「自分ならもっと上手くやれるのに…。」
そして、そう感じてしまった人は仕事へのやる気をなくし、やがては転職していってしまうのです。
そのポイントとは。



管理薬剤師になった方が、よい人とは?
要はならない方がよい人の逆という事になるのですが、上昇意欲のある人、キャリアを積んでいきたい人は管理薬剤師に率先してなるべきでしょう。管理薬剤師になれば、現場の仕事から少し遠ざかる事もありますが、店舗マネジメントなど薬剤師の専門業務以外のキャリアを積む事も出来ます。

こういった事を経験しておけば独立時に非常に有利になりますし、新しい才能が開花できる事もあるかも知れません。将来独立をしたいのであれば、管理薬剤師をステップにして独立するのが成功への近道とも言えるでしょう。

独立を少しでも考えているなら、こちらも一緒に読んでみて下さい。
独立開局をする為に必要なスキルと準備
薬局の新規開局時に気をつけること

ですので、大きな報酬を得たいと思っている方は、管理薬剤師になるべきです。
また、給与をアップさせたい人は、管理薬剤師にならないと高望みは出来ません。薬剤師さんの仕事は持ち点100の状態でスタートし完璧に出来て100点満点、何か失敗すれば持ち点からマイナスされるだけで、基本業務に対してプラスの評価がされにくい事が殆どではないでしょうか。
つまり、基本業務をこなしているだけでは昇給はしにくいというのが実態なのです。

これには、会社のトップと一般薬剤師との距離感が影響しているのも一つの理由でしょう。
経営者は一人一人の薬剤師を事細かに見ている訳ではないので、詳細な評価を下しにくいのが原因です。

しかし、管理薬剤師になれば会社のトップとの位置も近くなるので、与えるインパクトも大きなものとなります。そうなれば、与えられた仕事をしっかりこなすだけでも経営者から良くやっていると判断され、十分な昇給が望めるものなのです。管理薬剤師をステップとして、さらなる上級職に就く事もまた可能になってくるでしょう。管理薬剤師募集の薬局に転職して、古参の薬剤師を差し置いて社長の位置まで駆け上がった薬剤師さんもこの業界にはいらっしゃいますので、上を目指す意志が強い人は管理薬剤師になるべきだと思います。



もし、管理薬剤師になりたいと思ったら、○○をすべし
管理薬剤師のポストは薬局内で1枠しかありません。
そして、一度管理薬剤師に就いてしまえば、そのポストが空く事はなかなかありません。
管理薬剤師になりたいと思っていても、勤めている職場で管理薬剤師になれるかは分からない事があります。あなたが管理薬剤師になりたいと思っていても、現在の管理薬剤師が仕事をしっかりしていればあなたが管理薬剤師になれるのは、現在の管理薬剤師の引退後か昇進後となってしまいます。

それは一体、いつになるのでしょうか?
1年?
5年?
10年?

もしかしたら、更に長い時間なんて事も考えられます。

時は金なりという言葉がありますよね。
最前線で仕事ができる時間は限られています。その時間を有効に使う為には、管理薬剤師になれる見込みがない会社ならば別の会社を探した方が良い事もあるのです。早く管理薬剤師に就く事が出来れば、その分多くの経験を積む事ができるのですから。もし、あなたが管理薬剤師を目指しているのにそういった境遇にあるのでしたら、管理薬剤師になれる職場がないのかどうか探してみてはいかがでしょうか。

転職によって、管理薬剤師にステップアップし、大幅な給料アップを実現した人も決して少なくはありません。身近な例にはあまりなくイメージしづらいかもしれませんが、離職率が高い会社や店舗を増やしている会社では、いつでも管理薬剤師を求めているものなのです。






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