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薬局の新規開局時に気をつけること:薬剤師転職navi


薬局の独立開業は、どれくらい大変?
初めて独立して自分の薬局を持とうと、新規開業をする場合、何をやったら良いかパッとやるべき行動が浮かんできますか?

薬局開業までの流れをしっかり理解しておかなければ、突然開業しようと思っても、なかなか難しいというのは想像に難くないのではないのでしょうか。
実際、新規で薬局開業するに当たって、どれくらいの手間がかかり大変なのかを調べて纏めてみました。

みてみましょう。



薬局の独立開業までの流れ
保険調剤薬局を新規に開業する場合、まず数多くの届出書や申請書を所定の機関に提出し、許可をもらわなければなりません。
どういった書類があるのかというと…
重要なものでは、保健所に提出する薬局開設許可申請書や社会保険事務局に提出する保険薬局指定申請書といったものがあります。

そして扱う薬品や医療器具によっては各種小売業や販売業の許可の為の届出書、基準調剤加算を取りたければ基準調剤の施設基準に関わる届出書を提出し認可されなければなりませんし、労災の患者さんを受け入れたければ、労災保険指定薬局指定申請書を提出しておいた方がスムーズに対応できる様になるでしょう。
あなたが開業する薬局で、どういった薬品を扱う予定なのか、どういった患者さん達を受け入れていくのか、薬剤師会との連携を取っていくのか、基準調剤加算を取るのか、在宅をするのか等で提出しなければならない届出書が変わってきますので、どの届け出をしなければならないかはしっかり確認しておく必要があります。


■申請書(一部抜粋) 

<提出先:保健所>
・薬局開設許可申請書
・毒物劇物取扱責任者設置届
・毒物劇物一般販売業登録申請書
・麻薬小売業者免許申請書
・薬局製剤関係申請書
・結核予防法指定医療機関指定申請書
・特定疾患・小児慢性特定疾患治療研究事業委託契約書
・原子爆弾被爆者医療機関指定申請書
・医療用具販売業届出書
など

<提出先:社会保険事務局>
・保険薬局指定申請書
・保険薬剤師登録申請書(異動届)
・基準調剤の施設基準に係る届出書
・在宅患者訪問薬剤管理指導届
など

<提出先:薬剤師会>
・薬剤師会入会届
・薬剤師会試験検査機関契約書
など

<障害福祉関連>
・更生医療機関指定申請書
・生活保護法医療機関指定申請書
など

<労働基準監督署>
・労災保険指定薬局指定申請書
など

※必ずしも、これら全て必要なわけではありません。ご注意ください。


初めての役所関係への申請で四苦八苦
届出書だけでもかなりの数になるので、大変だというのが分かりますね。

では、一般的な流れとして、薬局開設許可申請書を出した後ですが、
薬局開設許可申請書を出したら、書類だけで許可がおりる事はありません。
保健所が薬局の現地調査にやってくるからです。
ここで、保健所の方が薬局の設備基準や衛生面をチェックし、薬局としての機能を満たしているかを確認します。
そして現場調査にパスする事が出来れば、晴れて薬局の開設許可がおりるのです。
よって、調査にいつ来るかは事前に確認しておき、現場調査に来られる前には薬局の工事は終わらせておくべきでしょう。


保険調剤薬局になるには、保健所と社会保険事務局の許可が必要
届出書だけでもかなりの数になるので、大変だというのが分かりますね。

届出書だけでもかなりの数になるので、大変だというのが分かりますね。

ここで開設許可がおりても、店舗販売業になっただけで保険調剤が出来ません。
そこで今度は社会保険事務局に保険薬局指定申請書を提出します。
そうすると、社会保険事務局員の調査が入ります。
ここの調査で、あなたが近隣にある医療機関と血縁関係にあったり、金銭的な癒着があったりした場合は、保険薬局指定を受ける事ができないことがありますので、で注意が必要です。

こうして社会保険事務局からの調査と審査会にパスできたら、晴れて保険調剤薬局として営業が出来るようになります。


1つ注意してください。社会保険事務局への届け出後、すぐに営業開始はできません。
ただし保険薬局の指定に関しては、特別な事情がない限りは届出書を受け取った翌月の1日に指定を行うという慣習になっていますので、希望通りの日程通りに営業を開始したいという事ができない場合があるのを理解しておく必要があります。

つまり保険調剤薬局として営業開始できるのは、社会保険事務局の審査会をパスした翌月の1日からというのが正しい認識であると思います。

詳細はこちらも参照ください。

関東信越厚生局
http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/shinsei/shido_kansa/hoken_shitei/shiteibi.html

また、資金面でも運用資金や工事費用、薬品の仕入れなどで数千万の費用がかかる事が予想されます。
資金面でも融資がちゃんと受けられるのか、取り急ぎ数か月分の運転資金や返済計画の見通しが立っているのか等は、見落としがちですが、しっかり確認する必要があります。


新規開局は面倒くさい…?
このように薬局の新規開局はかなり煩雑な手続きが多くあり、時間もかかるものだというのが分かると思います。
個人でやるのもなかなか難しいですし、他にやらなければいけない事もあるでしょうから、その分の時間も取りたいですよね。
そういった時に役に立つのが、開業支援をしているコンサルティング会社です。
書類提出の代行などやってくれたり、薬局の設計を手伝ってくれたり等、あなたの役に立つ様に動いてくれます。
依頼すればもちろん費用は掛かりますが、多くの立ち上げを協力してきた開業ノウハウをもっている彼らに任せるのも、開業準備も開業後もスムーズに運営できることを考えれば一つの手段として検討してみてもよいかもしれませんね。

高崎市保健所が薬局開設の手引きというものを発行していますので、参考にしてみて下さい。
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2014012100021/files/yakkyoku-tebiki.pdf

また、独立するにあたって必要な事を書いたものもありますので、そちらも読んでみて下さい。
独立開局をする為に必要なスキルと準備





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