| 薬剤師は、履歴書の他に職務経歴書があると評価が上がる：薬剤師転職navi |
転職する際に、自分の評価を上げる方法とは？
転職する理由は様々ですが、転職する時は次の職場での自分の待遇を考えてしまうものですよね。
「転職したいけれど、次の職場でも現在の職場と同じレベルの待遇が得られるだろうか？」
「待遇が悪くなるなら、転職しない方がマシなのかも知れない。」
など、葛藤してしまい身動きが取れなくなってしまう方もいらっしゃるくらいです。
しかし、実際のところ転職であなたの評価を上げるのは決して難しい事ではありません。あなたの評価が決まるタイミングは、もちろん転職先との面接の前後でほぼ決まりますので、そのタイミングに合わせてしっかり準備をしておけば良いだけのことです。
面接に向けた賢い事前準備
その準備とは、いったい何でしょう？
面接で担当者を上手に口説き落とす為の交渉術を磨くことでしょうか？
それとも、面接時に有利となる資格を取得してから転職する事でしょうか？
確かに、どちらも持っていると非常に有利になるのは間違いありません。しかし、もっと簡単な方法があるのです。それは、履歴書の他に職務経歴書を書くということです。
職務経歴書は、あなたの評価をあげる「武器」
転職の時は採用面接を行いますが、面接で当日質問することを「○○について質問しますので、答えを考えておいてください。」なんて、事前に言われたりはしないですよね。何を聞かれるか想定をして答えを準備はしていきますが、実際に聞かれることは往々にして分からないものです。
ですから、面接時には臨機応変に対応できる応用力も試されます。この応用力は人によって得手不得手があるので、苦手な方はどうしてもアピールが上手に出来ない場合もあるのではないでしょうか。
しかし、職務経歴書（履歴書とは別に）は事前にあなたのアピールポイントを書いてそのまま担当者に渡すことができます。臨機応変に受け答えができなくても、時間をかけてあなたの事をアピールすることが出来るのです。
薬剤師さんの面接というのは、薬剤師免許があるかどうかが一番重要な事ですから、以前は免許さえ持っていることが分かれば履歴書を出すだけで済むことが殆どでした。
履歴書と職務経歴書の違い
しかし、最近では薬剤師さんの仕事の幅も増えてきて多様性が求められる事も出てきましたので、どんな仕事や業務内容をしてきたいのかを記載する職務経歴書を一緒に提出してもらうという会社も多くなってきています。
職務経歴書を見て、会社が求めている人材と合致するようなパフォーマンスを持っている薬剤師さんが見つかったら、是非積極的に採用したいと思うものです。そうなると、来てもらうために待遇を良くしなければというように採用側は考え始めます。職務経歴書で高い評価を得ておけば、面接時に頑張って交渉しなくても良い待遇を得やすくなるという理屈です。
評価を上げる為の職務履歴書の書き方
職務経歴書を事前に用意しておく事で評価を上げやすくする事は出来ますが、職務経歴書の書き方ももちろん工夫しなければいけません。
単に今までの経歴をだらだらと書き連ねても、担当者は途中で飽きて読み飛ばしてしまい、十分なアピールが出来なくなってしまうかも知れません。職務経歴書を読む担当者の目線に立って書くことが当たり前なことですが、とても重要なことなのです。
会社によって、求める薬剤師というのは変わってきます。
ですから、職務経歴書はどこの会社に出すのも一緒、いわゆるコピペと言われるやり方では通用しないこともあります。できるなら会社ごとに職務経歴書に書く内容は微修正を加えてもよいかもしれません。
採用側は、採用側の都合であなたを見ている
その会社が求める薬剤師像に対し、あなたならどのように貢献できるのか？
今までこういった経験をしてきたからこそ、こういうように役に立てるという様に会社のニーズに合わせてアピールすることができれば、採用側の評価が上がることは説明に難しくないでしょう。
また、採用担当者は忙しくてあまり時間がない事も多いので、職務経歴書もじっくり読まない事もあります。長文でダラダラと書かずに、要点をまとめてシンプルに仕上げるのが読み手側も読みやすいですし、非常にスマートな仕上がりからあなたの人柄を無意識に伝えることもできます。
沢山アピールしたい事があるかも知れませんが、会社が何を求めているのかを理解し、そこに重点を置いて書き上げる方がより良い評価に繋がりやすくなります。
評価を上げたければ、事前準備に手を抜かない
そんな事をいちいち考えていられないというのならば、面接時に頑張って交渉をしなければならないでしょう。職務経歴書は転職の準備段階で用意できるあなたの「武器」と呼べるものです。言葉は悪いかもしれませんが、戦場に向かうのに、武器を持たずに進軍する兵隊などいませんよね。
より良い評価を勝ち取りたいのならば、面倒臭がらずしっかり事前に準備する事が重要なのです。どうやったら上手に職務経歴書を書けるのかが分からないというのでも心配はいりません。
そういった場合は、気軽にキャリアカウンセラーに相談してください。
職務経歴書の書き方をコーチングしたり、フィードバックしたりするのもキャリアカウンセラーの役割の一つですし、実際に喜ばれたり、助かったという事例も多々あります。一人で書くのが難しければ、まずは相談してみてください。
綺麗にまとまっている職務経歴書は見易いですが、履歴書同様に印字ではなく手書きで書くことも一つの方法としてお勧めします。履歴書編でその理由を書いています。まだお読みになっていない方は是非ご覧ください。
参考記事：デキる薬剤師に見せる、履歴書のコツ
