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薬剤師が扶養範囲内で働くのは得なのか? part4

労働基準法

2014.3.25(tue)

メインイメージ 前回の続き

税制の方向性とパート求人の今後

最後になりますが、今後の税制の方向と薬剤師の求人状況をお話させて頂きます。
ご存知の方も多いと思いますが、政府は配偶者の年収が103万円以下の場合に適用できる『配偶者控除』を廃止・縮小する事を検討しているようです。もし廃止されれば、所得税・住民税合わせて5万2,000円~18万5,000円の増税になります。その時、あなたが一時保育にお子さんを預け扶養内で働いていたら、最悪の場合、年間の収入増加額は7万円弱になってしまいます。同時に130万以下の場合の社会保険の扶養(いわゆる第3号被保険者)の制度も見直し対象となっています。早ければ来年度の税制改革審議に提出される可能性もあります。
また、薬剤師の求人状況は地域にもよりますが、パートの求人市場は縮小しつつあります。扶養控除内での受け入れをする企業は、会社側も社会保険料の負担が無いというメリットがあるので無くなる事はないでしょう。処方枚数の問題から一人常勤薬剤師+扶養内パート1人の人員構成の薬局もあります。しかし、確実に減ってきているのは実情です。既に扶養内で働いている方が辞めない限り新しい求人が出ないからです。特にお住まいの地域に同年代の方が多い(新興住宅地)という事は、同条件で働きたい方も多いという事です。税制が変わってから扶養内を超えて時間を増やす考えもあります。でも、同条件で働いている多くの人達も同じ考えかもしれません。

年金が支給されるのは65歳からです。60歳で退職した場合、生活費に月20万円掛かるとすると5年間で1,200万円の貯蓄が必要です。私も妻帯者ですが、1,200万円の貯蓄を私一人で作る自信はありません。月に5万円貯金しても20年掛かります。まして、子供の養育費等を考えると不安しかありません。働けるうちに働き、増えた収入を貯金することも、夫婦で明るく楽しい老後生活を送る為と考えれば必要な事なのかもしれません。更に、社会保険に加入していれば、あなたの貰える年金額も増えるのです。
ご自身と家族の現状、そして未来を見据えて働き方を考える。薬剤師不足が解消されてしまう前だからこそ、しっかりと考えてみる価値があると思います。
もし、複雑すぎて分からない場合は私にご一報ください。一緒にどのくらい働くのがベストなのかを考えましょう!

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