2015.8.26(wed)
どうも。三好です。
うちの会社では、コンサルタントが転職に関する全ての業務を行っています。
コンサルタント業務を簡単にまとめると、求職者の方との面談、連絡~面接・店舗見学の同行、求人企業の開拓、会社の事をより詳しく知る為の企業訪問、面接日程の調整~給与交渉など求人企業との連絡・調整を全て行っています。 『??』『当たり前じゃないの!?』と思いますよね。
薬剤師の転職サポート会社も沢山ありますが、会社によっては上記の『コンサルタント』の業務を下記のように分業をしています。(規模が大きいサポート会社ほど分かれている事が多いようです。)
前述のコンサルタント業務の『求人企業』に対しての業務を行う人です。また、求職者担当から求職者の情報を聞き希望にマッチする求人を求職者担当に提案する事も実は企業担当者の仕事だったりします。
前述のコンサルタント業務の『求職者』に対しての業務を行っている人です。
求人企業に直接連絡をしたり、訪問したりする事は基本的にはありません。(面接同行をする会社であれば、面接時が求人企業とのファーストコンタクトになります。)
その為、求職者担当は紹介した会社の事について詳しくない事があります。
上記の説明だけだと『分ける意味あるの?』と思いますが、効率を考えると分けた方が良いです。求人企業の開拓・連絡を行うとすると、『本部に人事担当者がいる』場合であっても人事担当者も面接や説明会などで不在の事が意外に多いですし、『人事担当者が薬局で業務を行っている』場合などは、薬局が忙しい時間帯を避けるため、よほどの緊急時以外は9:00~9:30または13:30~15:30の時間帯のみ連絡が可能となります。また、企業への訪問も13:00~16:00が一番多いですし、面接・店舗見学もこの時間帯になる事が多いです。
面接・店舗見学に同行すると、その日は企業とコンタクトを取る時間が無くなってしまいます。そうなると他の求職者の方へ提案する求人企業を探すのに時間が掛かってしまいます。また、毎回同じ担当者から連絡がくると求人企業の人事担当者も『うちの会社の事を良く分かってくれている』という安心感や信頼感が生まれてきます。
上記の理由から『コンサルタント業務』の分業を行っている会社があるのです。
当然、求職者担当と企業担当の連携が重要になってきますし、情報を共有する為のシステム・ルールが必要になってきます。お互いにコミュニケーションをしっかりと取っていなければ、求人を探す企業担当も見当違いな案件を用意してしまいますし、いざ面接に行ってみたら『条件が違う』という事も起こってしまいます。こちらは何人もの求職者の方から実際に聞いたことがありますが、特に希望勤務時間の聞き間違いや勘違いから起こっている事が多いです。
例;希望 18時まで⇒夜8時まで
上記の事を円滑に行えるならばコンサルタント業務を分業するメリットが多くあります。新規の求人開拓に関しては分業したほうが効率よく、より多くの求人を探せると思います。
求職者の事も求人企業の双方の事をコンサルタント自身が深く理解する事で精度の高いマッチングが出来るからです。
また、分業している会社は求職者担当が求人案件を探している訳では無く企業担当が求人案件を提案している為、勤務地・給与などの希望条件のみで機械的に求人案件をマッチングしている会社もあります。希望条件を伝えると数時間後には何十件と求人案件をメールしてくる。効率的なのでスピード感はあります。しかし、人生の中で出来れば繰り返したくない転職を効率的に行って良いのか?という疑問も感じます。
確かに非効率的な部分はありますが効率だけを重視して、あまりマッチしていない企業を紹介してサポートした求職者がツラい目に合ってしまったり、早期に退職してしまう事だけは絶対に避けたいという想いからコンサルタント業務の分業をしていません。
コンサルタント業務の分業はしていませんが、求人企業にも毎日訪問をしており、信頼関係は築けていますので安心してくださいね。