薬剤師の転職・求人支援サイト

薬剤師転職navi空白画像今すぐ30秒で完了!無料で登録する
空白画像
薬剤師の週休二日は、気を付けて!:薬剤師転職navi


週休二日制が、始まって数十年
国家公務員の週休二日制は1992年に始まりましたが、今では多くの会社が週休二日制を取り入れるようになりました。

しかし、週休二日制といっても会社によって捉え方が変わってくるので、「うちも週休二日制だけど、なんだか休日少ないな。」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ご存知の方が少ないのですが、実はその理由は、週休二日制にも種類が2つあるという事なのです。休みが少ないと感じている方は、週休二日制という言葉に騙されていたりしませんか?
その結果、年間休日が著しく減少し働きすぎているという事態になってしまっているかも知れません。



完全週休二日制 と 週休二日制
よく募集要項で休日の扱いに記載されている言葉ですが、『完全週休二日制』と『週休二日制』というものがあります。一見すると同じに見えるのですが、それぞれどういった制度なのかを知ると全く違うものという事が分かります。また、この制度の意味を知らなかったせいで大事な休日を減らしてしまうことになってしまい、後悔したという薬剤師さんも多くいらっしゃいます。
では、この2つの違いは何なのでしょうか?

おそらく薬局のなかでも過半数は完全週休二日制を取っていると思いますが、

・完全週休二日制とは『毎週必ず週2日の休日がある』制度の事を呼びます。

では、

・週休二日制はどういう制度なのかというと、
『月に1週以上、週休が2日ある』制度の事を呼びます。

つまり、ルールとしては1ヶ月の間に週休2日のある週が1週以上あれば、他の週は週休2日なくても良いという事なのです。もちろん、労働者に週休は毎週1日以上与えるという法律がありますので、週休0の週があるという訳ではありません。ですので、多くの場合、週休2日の週以外は土曜も働きに出て週休1日だったり、土曜は半休で週1.5休となっていたりするのです。

ちなみにこのトリックを使って、祝日なのに出勤させようとしている場合もあるので、この制度の違いはしっかりと理解しておかなければなりません。

では、完全週休二日制の会社と、週休二日が月1回、他週は週休1日の週休二日制の会社でおおよその休日を計算してみます。また、日本国民に与えられる休日は1年間で15日と決まっています。(これは、「国民の祝日に関する法律」(祝日法)第2条で定められた法律です。)

■完全週休二日制
1年は約52週ですから、完全週休二日制の場合は、休日は52週×2日/週=104日/年です。
これに祝日の15日を足して、おおよそ1年間の休日は119日なります。
これは最低限の休日の日数です。

一方、

■週休二日制
週休二日制の会社は、毎週確実に取れる休みが52週×1日/週=52日/年、それに月1回は週休2日の日があるので52日/年+12日/年=64日/年となります。
これに祝日の15日を足しても、1年間の休日は79日しかありません。

ちなみにどちらの場合でもですが、労働基準法では1日8時間労働であるなら、年間最低限105日の休日を与えられなくてはならないルールがあります。ですので、週休二日制の場合でも、休日が79日では法律違反になりますので、最低限として105日に近い日数が実際の休日になってきます。


■週休二日制の実態は・・・
前述の通り、通常の正社員であれば、労働基準法で1年間に最低105日の求人が与えられなくはてなりません。このトリックを上手く利用する会社の場合、この105日から祝日の15日を引いた90日を12ヶ月で案分して、毎月の休日を決めているところが極稀にあります。そうなると、完全週休二日制は、毎週2日の休日が与えられる(=1ヶ月に8.7日の休日がある)のに対して、週休二日制の場合、最低休日数105日-祝日15日=90日これを12ヶ月で割って、90日÷12ヶ月=7.5日/月しか休日が与えられない、というケースも起こり得てしまうのです。1ヶ月に1.5日休日が減ってしまう計算です。(ルールを悪用して、労働者を酷使している会社がよく使っている例です。)

しかし、闇雲に週休二日制を採用している会社が悪い訳ではありません。週休二日制を採用していても、完全週休二日制の会社よりも年間休日がある会社も実はあるのです。それは、年末年始や特別休暇など会社によって個別に存在するルールが違うからなのです。

とは言え、週休二日制を採用する会社の理屈は、休日を少なくしたいというのと、祝日にも働いて欲しいという二つの理由があります。

入社前に提示された報酬が良かったけど、

「週休二日制で時給計算してみたらそこら辺のパート薬剤師より時給が低かったし、祝日も出勤する必要があった。」

と嘆いていた薬剤師さんも相談に来られた事があります。
こうならない為にも注意をすることに越したことはありません。

では、一概に週休二日制がダメという訳ではない事も説明しましたが、一つの基準として、どちらのルールを採用していたとしても、年間休日には一つの目安がありますので、それを解説していきます。



年間休日120日以上あれば、ホワイト
年間休日110日以内であれば、要注意(ブラック?)

あなたの会社の年間休日はどれくらいでしょうか?
あなたの会社が休日に関してホワイト寄りな会社であるかという目安は、年間休日が120日以上あるかというものです。120日以上ある会社は、社員に休養をしっかり取らせて、社員の健康管理に気を配っている会社と呼んで問題ないでしょう。逆に、グレーまたはブラック寄りの会社の目安となる休日数は、年間休日が110日を切っている会社です。

休日の少ない会社の特徴として、祝日を無視している、あるいは祝日を週休の1日に含んでしまっているという事が挙げられます。ゴールデンウィーク等で、祝日が週に3日入っていたとしても週休としては2日しか与えず、祝日でも出勤させるといった具合です。働いた分だけ給与が良ければ納得する事もあるでしょうが、そうではない場合の方が多いのもまた事実です。

それに、薬剤師さんは収入も一般的に安定している事から、「お金よりも休み、時間が欲しい。」という方が多数いらっしゃいます。

休日が少ないと、時給換算して前よりも働いている時間の割に低収入だったり、休みが取れずに体を壊してしまったりと色々問題になる事が出てきます。

・現在の職場で休日はしっかり取れているのか?
・働いている時間に見合った給料は出ているのか?

そういった確認も好条件で働くには大事になってきます。
転職する際にも、年間休日日数や祝日の扱いには注意を払っておいてください。
このあたりは、会社のほうがルールにも長けているので、心配な方はいつでも相談して下さいね。コンサルタントとして、当然労務関係にも長けておりますので。

相談は こちら から






転職マニュアル ライフプラン

転職マニュアル 給与について

転職マニュアル 職場について

転職マニュアル 就職・転職・独立

転職マニュアル 退職について

転職マニュアル 業種について

転職マニュアル 業界について

転職マニュアル 働き方について

転職マニュアル 薬学生について



GO TOP↑↑

ホーム採用ご担当者様へ会社概要
利用規約プライバシーポリシーサイトマップ

Copyright © apto co.,ltd. All Rights Reserved.
PC版を見る