薬剤師の転職でよくあるトラブルの話:薬剤師転職navi |
転職する時に店舗指定しておきたい時は
会社に正社員として勤めていると人事異動はよくある事ですが、人事異動が好きという人は、嫌いという人ほど多くはないのではないでしょうか。
薬局と薬局間の異動なので、扱う薬も違えば配置も変わります。患者情報もリセットされますし、異動先のスタッフや患者さんとの人間関係も新たに構築していかなければいけません。
他にも、子どもがまだ小さいから自宅から通勤に時間が掛かる職場にはあまり通いたくないという方もいらっしゃるかも知れません。異動は転職する事なく見聞を広める事ができるという見方もありますが、環境に慣れてしまうとそれを壊すのはなかなか難しいものですよね。
もし、あなたが店舗を指定して働きたいのなら(特に転職の際に気を付けるべきこと)、まず何をしておくべきか、整理しておきたいと思いますので、これらのことを知っておいてください。
「希望店舗で働けるはずじゃなかったの…?」
家庭の事情から、自宅から通いやすい転職先を探していたAさんの話です。
薬剤師求人情報サイトから、とある会社が経営する自宅から近いXYZ薬局の薬剤師募集を見つけました。
「ここなら自宅から近いし通勤も楽で働きやすそう。」
とAさんは、早速採用担当者に連絡を入れ、面接を受ける事になりました。給与面の交渉も特に問題なく、スムーズに転職することができたのですが…
「Aさんは、△△店で働いてもらいます。」
と予想していなかった配属先を告げられました。通えないという事はないものの、自宅から遠いところにさせられてしまったのです。自宅近くの薬局での募集があったので、Aさんはそこの店舗で働けるものとばかり思っていました。
しかし、実際はその店舗の薬剤師充足度は十分であり、薬剤師を集める為とも呼べる求人だったのです。入社してしまった以上、すぐに辞めてしまっては経歴に傷がつくので泣く泣くAさんは配属された△△店舗で働く事になってしまいました。
あなたは、こういった事は避けたいものですよね。
このように、実際の薬剤師数は足りているのに駅前店舗などで通いやすい場所にある薬局は、とりあえず求人を出しているという場合があります。それに魅力を感じて入社してみたら、なんだかんだ言われて人手不足の薬局に配属されるという具合なのです。
本当にその求人は薬剤師不足で募集をかけているのか、薬剤師不足が起きている店舗はどこなのか、必ずそれを確認するようにしてください。
あなたの負担を減らすために、リサーチを依頼する
無料で求人を出せるハローワークなどは、実際には薬剤師募集などしていないカラ求人と呼ばれる実際に募集をかけている店舗で働けるかどうかは、募集側に聞いてみない事には分かりません。特にものがまだまだ多く存在しています。
カラ求人に引っかかった場合は特に今回のケースのように人員不足の店舗に回されるという事態が発生しやすいのです。店舗指定して転職したいのならば、その店舗で本当に働けるかどうかという事をまず確認しなければいけません。
しかし、良い求人を見つける度に確認を取るのもなかなか面倒なものではありませんか?
さらに、異動したくなければその交渉もプラスして行わなければなりません。
そういった手間というのを一手に引き受けてくれるのが、キャリアカウンセラーですので、転職がチラついて、店舗指定をしたいのであれば、彼らに確認を任せるのが良いと思います。
指定した地域にある店舗で働き、異動しなくても良い会社で働きたい事をコンサルタントに伝え、調べてもらえば良いのです。さらに、優秀なコンサルタントならば元々は異動なしの条件ではなかった会社も上手く交渉する事で、店舗指定、異動なしで働けるように取り計らってくれる場合もあるのです。
コンサルタントは、あなたの専属代理人
リサーチを依頼するのが無料なのはもちろん、異動をなしにする交渉を依頼するのも当然無料です。転職するにあたって面倒だと思える事は、コンサルタントに投げておけば良いのです。
また、コンサルタントを介して事前に交渉しておく事で採用面接の際も話がこじれる事もなくスムーズに進むでしょう。これは雇用契約書の面でも言えることです。待遇面の事が心配でも、それもコンサルタントが交渉してくれますのでその点も安心できると言っていいでしょう。当然、店舗指定についても雇用条件にしっかりと記載してもらうようにして下さいね。(これをしない紹介会社、キャリアカウンセラーがまだまだいるので、気を付けるようにしてください。)
ただし、コンサルタントに依頼する時は必ず妥協点というのも考えておいてほうがよいかもしれません。要望通りの求人が必ず見つかるとは限りませんし、どこかで妥協しなければいけない場合も数多くあります。(もちろん妥協しないように最大限の交渉は、彼らの仕事ではあるのですが。)
どの程度まで許容できて、これ以上はダメと伝えておけばリサーチの範囲も絞れますし、コンサルタントとの間の確認の手間も省けます。何も考えずとりあえず依頼というのは、コンサルタントも動きにくいので注意してください。