転職回数が多い人、面接時にその事がネガティブに…:薬剤師転職navi |
「この職場もあまり私には合わなかったな…、でもまた転職となるともうこれで5回目だ。
転職回数が多いと面接で不利になるって聞いたんだけどどうしよう。」
私の経験上、薬剤師は他の職種と比べて転職回数が多い職だと感じています。
故に、転職回数が多いという薬剤師さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、この転職回数が多いのは面接の時に転職先の会社にどう捉えられるのか?
転職回数が多めの薬剤師とはいえ、年齢に対し転職回数があまりに多いとマイナスイメージとして捉えられます。
つまり、短い間隔で転職を繰り返す人材は良い印象を持たれないという事です。
「同じ会社には3年は勤めるように。」というのを耳にした事はありませんか。
面接をする会社は、あなたに出来るだけ長く働いてもらいたいと思っています。
ですから、ポンポンと簡単に転職するような人は、またすぐに辞めてしまうのではないか?
人柄に問題があるのではないか、といぶかしんでしまうのです。
これでは採用してもらおうにも、なかなか上手くいかない事になってしまいます。
では転職回数の多い人が、その事を面接時にネガティブに受け止められない様にするにはどうしたらいいのでしょうか?
ネガティブに受け止められるものとして挙げられるのが、転職する事になった理由です。
転職理由の多くは人間関係のもつれや会社の待遇によるものが多いと思います。
しかしその理由で何度も転職していると、面接している会社側は転職元の会社ではなく、あなた自身の人間性に問題があるのではないかと思ってしまいます。
「相手が悪いんです。」という風に、言い訳じみた説明をしても良い印象を持たれる事はありません。
そこで、転職理由を聞かれた場合には、元の会社のせいや人のせいにしたりせず、
面接官の目を見てハッキリと答える様にしましょう。
人間関係による転職回数が多い人も、それを理由にしてしまわない方が良いかも知れません。
ネガティブに捉えられてしまう理由より、キャリアアップなどのポジティブに捉えられる理由を伝える事が大事になってきます。
しかし、理由を作って長々と話してしまうと、追求を受けた時にボロが出てしまう事もありますので、簡潔に伝えた方が良いでしょう。
転職回数の多さが問題視されるとはいえ、他の一般職に比べて影響が少ないのが薬剤師の特権であったりします。
その理由は、薬剤師がスペシャリストだから。
普通の人が突然薬剤師になろうとしても、薬剤師になる事は出来ません。
薬剤師国家試験を突破した人だけが薬剤師になれるのですから。
つまり、薬剤師で転職してくる人は前の職場でも薬剤師であるという事です。
職業のスキル自体は長年蓄積されていると判断されやすいのです。
こういった理由もあり、多少他の職より転職回数が多くても、そこまで影響を受けにくい場合もあります。
しかしながら、面接での応答に問題があると採用側に判断されれば失敗してしまう事は当然あります。
そういった事から、面接時の対応はシミュレートしておくべきでしょう。
1人で考えるのが難しいならば、転職支援サイトを活用するのが良いです。
なぜなら、キャリアコンサルはこれまで幾度となくそういった面接を経験しており、その理由を考えたり、応答の仕方をレクチャーできたりと、これまでに培ったノウハウを備えているからです。
また、転職回数をあまり採用の考慮に入れない会社の情報を知っていたりしますので、そういった意味でも力になってくれるでしょう。