ドラッグストア薬剤師の仕事内容:薬剤師転職navi |
ドラッグストアへの就職を考えたなら
薬剤師という資格を取ったからには、専売特許でもある調剤をしたいと思いますよね。そして多くの薬剤師さんが調剤薬局や病院のような調剤できる職場へと就職していきます。
そして、OTCの知識を向上させたい、より患者さんに近い立場で薬剤師として活躍したい、ヘルスアドバイザーをしたいという薬剤師さんはドラッグストアに就職するでしょう。
ドラッグストアは規模が大きい会社が多いので、給与もそれなりに高いものです。
そういった魅力もありますし、大企業ならではの研修システムも充実しています。
しかし、就職するドラッグストア選びに失敗してしまうと、大変なことになってしまうかも知れません。そこで、今回はドラッグストアを選ぶときに注意したいポイントについて話していこうと思います。
スキルアップするには特化する方が良いのか?
ドラッグストアにはOTCのみを扱って調剤をやっていないドラッグストアと、OTCを販売しながら調剤も行っている併設タイプのドラッグストアがあります。普通に考えると、OTCの知識も調剤の知識も吸収できる併設店で働くのが良いのではないかな、と思いますよね。確かに一度に二種類の知識を吸収できれば、二倍の速度で成長していきそうですね。しかし、現実はそう甘くありません。何故なら、一つの知識を吸収するより二倍の労力がかかるからです。
分野は違いますが、例として挙げられるのがプロ野球、日本ハムの大谷選手です。大谷選手は投手、そしてスラッガーの二刀流選手として活躍していますよね。大谷選手はその類まれなる能力で、二刀流として十分な役割を果たしていると思います。
しかし、投手部門、打撃部門で成績を独立させて見た場合はどうでしょう?
それぞれの部門でトップ争いをしている訳ではないですよね。
このように優れた才能がある人でも、二つの事を一度にやろうとするのは非常に困難な事なのです。半端な感じでやっていては、どちらも中途半端になってしまうかも知れないという事は分かっておかねばならないでしょう。
では、ドラッグ併設店で働くのはダメなのかというと、そういう訳ではありません。ドラッグ併設店でも、調剤部門とOTC部門を分離している店舗があるからです。OTCを極めたい薬剤師さんはOTC部門を選び、調剤知識を伸ばしたい薬剤師さんは調剤部門で働くというシステムです。
分離店舗であれば自分の好きな分野を伸ばす事ができ、その分野に特化したスキルアップができるようになるでしょう。平均的な能力ももちろん大事ですが、より高評価を得やすいのはスペシャリストとしての薬剤師です。光る何かを一つでも持っていれば、会社からの待遇も良くなってくる事でしょう。
分離店舗でないと、心身にかかるストレスも大きい
上ではスキルアップについての話ですが、働く上で発生するストレスについても調剤・OTCを分離していない店舗は負担が大きくなります。OTCも担当するので品出しや陳列、薬の在庫管理や発注もしなければなりませんし、そういった仕事をしている間に処方箋をもった患者さんが来られたら、調剤対応をしなければいけません。
また、店が混雑する時間帯になると調剤をしているにも関わらず、レジの応援に呼ばれる事もあるそうです。あっちへ行ったりこっちへ行ったりと肉体的負担は大きいのはもちろん、待たせているお客さんからのクレームを受けることもあるでしょう。精神的なストレスも大きなものとなってしまうのではないでしょうか。
そういった意味でも、調剤・OTC分離店舗は働きやすいと言えるでしょう。
店舗探し、交渉はコンサルタントにお任せ
ドラッグストアに転職したいと思ったのならば、分離店舗がオススメとお話ししました。
そして、募集している会社が分離店舗で募集しているのかどうか、転職コンサルタントはその情報を網羅的に知っています。転職コンサルタントを頼ることで、あなたの条件に合った分離店舗のドラッグストアを探してもらえますし、面接の場でも交渉をうまく進めていくことができます。