| 25歳の新卒薬剤師、入社3ヶ月で退職したい？：薬剤師転職navi |
社会人になって初めての会社
大学を無事に卒業し、薬剤師国家試験にも合格、晴れて新卒の薬剤師として社会に飛び出して行くとき、入社する会社に様々な期待や希望を抱いていると思います。
あなたの理想とする会社に入社することができれば、仕事にやりがいも感じられるでしょうし、
薬剤師としてのスキルアップも十二分にできることでしょう。
しかし、実際問題として新卒で就職した会社に抱いていたイメージと入社後に感じた現実とのギャップに思い悩んでしまう新卒薬剤師の方はかなりいらっしゃいます。
1社目＝理想の会社なのか？
こういった理想と現実のギャップはどうして起こるのでしょうか？
それは、新卒の薬剤師には社会人としての経験や知識が不十分だからです。
在学中には薬局や病院での実務実習を経験しますが、そこでは社員としてではなく、あくまでゲストという風に扱われます。
また、社会人としての常識を学ぶには実習期間も短く、実習内容を学ぶ方に重点が置かれていますので仕方のないことです。
そういった熟練値の不足から理想が高くなってしまい、会社とのギャップに悩む場合があります。
しかし、単に社会人としての経験が足らないからギャップが発生しているという訳ではありません。
会社自体が間違っている可能性があるからです。
就職した会社がブラック会社だったら…？
その場合は経験も関係なく、イメージとのギャップが発生してしまうでしょう。
会社に対するイメージが違った場合、それが自分のせいなのか、それとも会社のせいなのか。
それを判断する必要があるのです。
就職した会社がイメージと違った場合は？
・「ドラッグストアに就職したら、患者さんの相談に応じて良い薬を選んであげたい。」
→そう思っていたら、会社の命令で売るのは自社製品と決められていた。
・「在宅をやっている薬局に勤めて、ベッドサイドでの医療を学びたい」
→そう思っていたら、在宅は玄関先で薬を家族に渡して終わりだった。
こういった就職前のイメージと、実際とのギャップというのは多く聞かれます。
自分の理想が間違っていたのか、それとも会社の方針がおかしいのか？
では、その判断はどうしたらいいでしょうか？
あなた自身が、自分のイメージしていた会社の姿と今置かれている状態を比較して判断するのでしょうか？
一人で決めるのだけは、危険です
あなたが一番信頼している○○に相談してください
そうではありません。
主観的な判断では同じことを繰り返してしまう可能性が高く、状況が好転したとしても運が良かっただけという事が多いものです。
ここは、経験者に相談し客観的に判断してもらうべきなのです。
「経験者と言っても誰に聞けば…。」
そう考えるかも知れません。
しかし、あなたの身近に社会人として経験豊富な方がいますよね。
そう、あなたのご家族です。
社会人数十年のベテランであるご両親や、社会人の先輩である兄姉に相談するのです。
今まで社会人として働いてきた経験と社会人としての知識を使って、あなたのイメージがかけ離れていたのか、それとも会社がおかしいのかを判断してくれる事でしょう。
ご家族からの客観的判断をもらっても、まだもやもやする事もありますよね。
そういった場合は、別の有識者に判断してもらいましょう。
身内以外に相談できる人とは？
身近な存在であるご家族の判断でもしっかり答えが出る事も多いでしょう。
しかし、身内だけの意見を聞いても納得ができない事もあると思います。
そういった時は、就職に関する仕事をしている人に判断をしてもらいましょう。
その役に立つのが、キャリアカウンセラーです。
ご家族に相談した場合、会社がどういうものだとか社会人としての一般常識から判断してもらえるでしょう。しかし、ご両親でも判断が難しい場合ものもあります。
それはブラック会社の存在です。
医療業界特有の事情もあります
これは、ブラック会社で何度も働いてきたという方なら判断できるでしょうが、多くの方はそうではないでしょう。その点、キャリアカウンセラーは就職のプロとして仕事をしているのでブラック会社を判断するためのノウハウを持っています。特に医療業界では特殊な事情や慣習もまだまだ多くあります。そういったことも含めて、あなたの相談を受け、就職した会社がブラック会社かどうかを判断する事が可能なのです。
もし、あなたがブラック会社に就職してしまっていた場合は、退職も検討するべきでしょう。
そのまま働いていると、薬剤師としてのキャリアを潰されてしまう可能性もあります。
また、キャリアカウンセラーに相談した場合は、ブラック会社であると判明したら、そのまま転職相談に移れるというメリットがあります。
早めに動けることで、ダメージを最小限に抑えることができるのです。
あなたが、会社のイメージが違うと悩んでいるのならば、まずはご家族に相談してみましょう。
それでも答えが出せない、ブラック会社に引っかかりたくないと思うのであれば、キャリアカウンセラーを頼ってください。
この先長く薬剤師として働いていくためには、最初の一歩が肝心なのです。
