同じ仕事に存在する給与の格差を意識して。
どうして給与に差があるの?
同じ「薬局勤務の薬剤師」という求人でも、給与に大きな開きがある場合があります。同じ職務なのにもかかわらず、給与が違う場合には注意が必要です。「給与が高くてうれしい!」と安易に転職先を選ぶと、思わぬとろこで厳しい条件が出てくることもあります。給与が平均より高い場合は、どうして高いのかを考えるようにしましょう。
ほかの条件はどうなっている?

他薬局に比べて給与が高い場合。わかりやすいのは、ほかの条件が厳しいケースです。4週6休など通常より休みが少ない、早朝や深夜の勤務があるなどの場合があります。これらは求人情報からも判断できますので、しっかり読み込むようにしてくださいね。
また残業時間が多いなど、求人情報から読み取れないこともあります。応募先に直接質問したり、薬剤師転職naviのコンサルタントに相談したりして、確認をとっておく方が安心できます。

人員の都合の場合も

薬剤師の数が足りていないなど、人員不足が原因の場合もあります。仕事が忙しいだけでなく、休みがとりにくかったり、業務の幅が広かったりすることもあります。仕事場の規模や人員配置についても、事前に確認できると安心できそうです。 働いている人数は適正でも、常勤の人が少ない、正社員ではなくパートばかりという薬局もあります。人数が足りない場合と同様に休みがとりにくい、仕事が大変忙しいという環境の可能性があります。薬剤師の仕事以外にも、シフトの作成やパート社員の教育、フォローなどが業務に含まれることもありそうです。こちらも事前にチェックしましょう。

原因がわからない場合は?

特に理由が見つからない場合、単純に条件のいい薬局の可能性もありますが、離職率が高い現場である危険性もあります。せっかく入社しても長く続かず、どんどん辞めてしまう薬局には何かしらの事情があるものです。数字や条件には表れないマイナス面があるかもしれませんし、結婚・出産時の配慮やシステムがほとんどない、利用できないということも考えられます。面接時や、薬剤師転職naviのコンサルタントに平均勤続年数を確認してみるといいかもしれません。

転職時期による給与格差も

今後は、転職の時期による給与格差も出てくると予想されます。薬剤師の採用ニーズはまだまだ需要が勝っている状態です。しかし、これからは供給の方が増えると考えられています。不況のせいもあり、採用を控えたり、給与を低く抑えるような動きも少しずつですが出てきています。今転職するのと、一年後に転職するのでは、まったく同じ環境・条件でも給与に差が出てくる可能性もあります。少しでも条件のいい転職をと考えるなら、早めに動き始める方が可能性が高くなりそうです。

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